浄土真宗でよくある誤解

 


 ・他力本願とは

 他力本願というと、多くの人は「他人任せで自分が望むことをする」という意味合いで使われています。しかしこれは大きな間違いです。

 テレビで芸能人が「そりゃ他力本願だろっ!」なんてツッコミを入れようものなら、その瞬間、全国のテレビの前の真宗僧侶たちは、非常に残念な顔をしているか、怒っているかのどちらかだと思ってください。

 まず「他力」というのは、私と他人という人間同士の関係ではなく、私と阿弥陀如来さまとの関係においての「他力」です。

 そして「本願」とは、私の自分勝手な願いではなく、阿弥陀如来さまが、この私を「必ず救うぞ」と言ってくださる、真実の願いのことです。



 ・「ご冥福をお祈りします。」について

 あと、これもまだまだ聞くのですが、浄土真宗では、阿弥陀さまのはたらきによって、この世の命が終わると同時にお浄土に生まれます。「ご冥福」というのは、死後、その方の魂が迷っていて幸福になれないかもしれないということに対する言葉なので、浄土真宗の方にとっては非常に失礼にあたる言葉です。「哀悼の意を表します」か「お悔やみ申し上げます」が適切かと思われます。


 ・「御霊前」か「御仏前」か 

 また、葬儀などで御香典に「御霊前」と書くのも間違いです。霊がさまよっているという考えは浄土真宗には当てはまりません。お浄土の仏と成られていますので、「御仏前」が適切です。

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