お浄土とは?彼岸とは?


IMG 2641


「お彼岸」というと何を連想されますでしょうか?

秋と春、ぼた餅、おはぎ、暑さ寒さも彼岸まで…いろいろと季節を表す言葉として使われています。

 ”彼岸(ひがん)”とはもともと仏教のことばです。彼の岸と書きます。これは、私たち側からみて”あちら側”という意味です。いわゆる”あの世”ですが、浄土真宗でいうところの、「お浄土」のことです。このお浄土に、皆さんは行ったことがありますでしょうか?まだないでしょうか?このサイトを今見てくださっているということは、おそらくまだ行ったことがない方でしょう。


「お浄土」とは「清浄仏国土(しょうじょうぶっこくど)」の略称で、ここには仏さまが住んでおられます。当然ながら人間はいません。

「清浄」なる「仏」さまの「国土」、これをお浄土といって、私たち側から見てあちら側にあるので、”彼岸”と言います。

 清浄の「清」という字は”きよらか”という意味で、「浄」という字も”きよらか”という意味です、しかしこの二つの文字は少し意味合いが違います。「清」はもともときよらか、「浄」の方は汚れたものがきよらかになったという意味でつかわれます。


 例えば、「清水」というと、もともと綺麗な湧き水を連想しますが、「浄水」というと、汚れた水を綺麗にろ過したものを指しますよね。ですから、もともときよらかでなかったものから汚いものを取り除いて、きよらかにする作用を「浄」と言います。

しかし、お浄土のはたらきはこれとは違います。汚れたまんまできよらかなものへ転じられていくのです。浄化水槽のように汚れをフィルターで取り除くのがお浄土のはたらきであるとするなら、私は救われません。なぜなら、フィルターにかかる汚れそのものが、”私”であるからです。そんな私が、汚れたまんま、仏に成らせていただくのが、お浄土であり、彼岸(彼の岸)であります。

 お彼岸というと、昼と夜の長さがちょうど同じになる季節です。

暑くもなく、寒くもなく、勉強やスポーツをするにはぴったりの季節です。仏教もおなじで、この過ごしやすく、お寺のお聴聞もしやすい時期であり、みんな、お浄土に想いを馳せるのに適しているので、むかしから「お彼岸」にはお寺へ参るという習慣があるのです。

スポンサード リンク