御文章さま


 御文章(ごぶんしょう)とは、本願寺の8代目であった蓮如上人(れんにょしょうにん)が、ご門徒の方々やお弟子の要望に応えて書かれた手紙のことです。

その内容は、阿弥陀さまの救いのはたらきの素晴らしさを、論理的にわかりやすい言葉で、誰でも理解しやすいように説かれたものです。

どんな人にも理解され、納得できるように、蓮如上人が心を細かく配り、決して上から目線にならず、堅苦しい表現も控えられています。むしろ、この御文章を、「阿弥陀さまの直々の説法」として、自分自身が味われるように書かれています。


蓮如上人は生涯にわたってこの”お手紙”を作成され続け、その数は二百数十通に及びます。


9代目実如さまは、先代の残した御文章を、教化活動の中心に据えます。そして、大量に制作された御文章の中から、特に重要なものを85通選ばれ、整理し、まとめました。5通のみ、別枠としてくくられます。


 「夏御文章」4通 ……本山でのみ読まれる御文章。夏の安居の時に拝読される。

 「御俗姓」1通  ……本山でのみ読まれる御文章。御正忌報恩講の時に拝読される。

 「五帖御文章」 残りの80通を5つにまとめたもの。

 「帖外御文章」 これらに含まれない御文章。


ここでは、葬儀の時、法座の時、お参りの時、日々のお勤めの時に触れる「御文章さま」を、わかりやすく見ていきます。

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